オススメTED Talks「ストーリーを変えると人生がどう変わるか」ロリ・ゴットリーブ

このTED Talksは以下について話しています
- 誰もが自分の人生に対して信用できない語り手である
- セラピストのロリ・ゴットリーブは、物語はどう語るかによって作られるものであり、翻って、自身が身動きが取れないような不幸な状況に陥ってしまったとしても、よりよい物語に編集することができると語る
要点
セラピストのロリ・ゴットリーブは、自分語りにおいて重要なことは、ストーリーを編集することだと語る。
誰もが語る自身についての物語は、1個人の視点から描かれたものであり、視点を変えると別の物語が存在する。
仮に当人は事実を語っていると思っていても、その時のその人の視点で、何を強調し何を軽んじて話すか、何を取り上げ何を省くか、何を聞き手に見せようとするかによって話は偏ったものになる。
そして、偏った物語によって自分自身も縛られてしまう。
物語は真実によって作られるのではなく、どう語るかによって作られるものである。
翻って、仮に自身が身動きが取れないような不幸な状況に陥ってしまったとしても、よりよい物語に編集することができる。
多くの場合、直面している問題によって身動きが取れなくなってしまっている状態に対する悩みであり、解決のためには「変化」を必要とする。
しかし、変化するというのは大変なことなので、多くの人は、自分が変化するのではなく、自分以外の登場人物に変わってほしいと願ってしまい行き詰る。
解決のためには、「思いやりをもって真実という爆弾を送る」こと。
目を背けていることがないか、別の視点からみてみると違った解釈ができることがないか。
行き詰っている時はどうしても視野が狭くなってしまっている。
いっそ視野を広げて「どうせいつか人は死ぬんだから」と考えてみよう。
死ぬ間際に自身に送る追悼文に何と書くか。
被害者として語られたいだろうか、ヒーローとして語られたいだろうか。
人生とは、自分がどの物語に耳を傾け、どの物語を選ぶかを決めることである。
ぜひ自身の人生を「傑作」にしてください。