数あるビジネスフレームワークの中から、一つだけ厳選するならば何?

数あるビジネスフレームワークの中から、一つだけ厳選するならば何?

この記事はこんな悩みや疑問に答えます!

・そもそもフレームワークって何?
・たくさんあり過ぎてどれを使えばよいかわからない

(入社3年目のAさんの悩み)

よろしければ以下の音楽を流しながらご覧ください。

はじめに

まず、フレームワークとは何か。
エンジニアの方なら馴染みのある言葉ですが、ビジネスシーンでもよく使われる単語です。

ビジネスにおけるフレームワークとは、一言で表すなら「考えるための型」のこと。

スポーツも勉強もトレーニングの仕方がありますよね。
ある物事・事象・課題に対して「型」を知ることで、問題に対してどう取り組めばよいか、そして自身の考え方に抜け漏れがないかをチェックできます。

ビジネスフレームワークどれくらい知ってる?

以下は、一般的によく知られているビジネスフレームワークです。

PDCA、ECRS、KPT、OKR、マンダラート、5W1H、SCAMPER、ロジックツリー、ピラミッドストラクチャー、ロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキング、MECE、QCD、3C、VRIO、4P、4C、PEST、SWOT、ファイブフォース、バリューチェーン、STP、AIDMA、AISAS、AARRR、7Sなどなど。

他にもビジネスフレームワークは世の中に無数に存在しています。

しかし「生兵法は大怪我の基」という言葉がある通り、知識だけあっても有効活用できなければ意味がありません。

上記を全部知っているという人も、全然知らないという人も、数あるビジネスフレームワークの中からこれだけは押さえておきましょう、というのがこちら!

「空・雨・傘」です!

な~んだ、知ってるという方も多いかもしれませんね。
ただ、フレームワークは「知っている」と「身についている」に大きな乖離があり、必要な時にすぐに自身の引き出しから出てこなければなりません。

せっかくですので、初めて聞いた、もしくは聞いたことあるという方に向けてこれから解説していきますので、ぜひ改めて復習してみてください。

「空・雨・傘」とは?

まず、空・雨・傘とは何を意味しているかというと、

空:空が曇ってきた
雨:雨が降りそうだ
傘:傘を持っていこう

という思考の流れのことです。

これをちょっと小難しい言葉に置き換えると

空が曇ってきた(事実)
→雨が降りそうだ(解釈)
→傘を持っていこう(判断)

となります。

当たり前のことを述べているように感じられるかもしれませんが、
冒頭の文を「良い天気だ」に組み替えてみますと、

空:良い天気だ
雨:雨が降りそうだから
傘:傘を持って行こう

これってちょっとおかしい文章ですよね。

この順番で書き出してみると、事実から解釈の工程において、なんだか誤認してない? とわかります。

それが何の役に立つの?

このフレームワークは、思考を整理するために使えます。

仕事に対してでも、キャリアに対してでも、人間関係に対してでも、何らかの悩みを抱えた瞬間、人は「まず何をどう解決すればよいか」に迷います。
複雑な問題ほど「わからないことが何かもわからない」状態に陥ります。

そのような時に、このフレームワークを用いると、

事実がどうで
ゆえに解釈をこうしたので
判断としてこうする


という思考を整理することができます。

当たり前のことを言っているように感じられますよね。
でも、この当たり前ができていない時が多いんです。

事実を誤ると解釈を誤ります。
解釈を誤ると判断を誤ります。


次の項では、一例として、コミュニケーションにこのフレームワークを応用してみましょう。

思考の偏りについて

職場の悩みに多いのがコミュニケーショントラブル。

ひょっとしたらあの人は自分のことを嫌っているかもしれない。
だからちょっと距離を置こう。

同僚や上司に対して、こんな感想を抱いたことは一度や二度はあるのではないでしょうか。もちろん、職場に限らずプライベートの人間関係においてもあるかもしれません。

このような「~かもしれないから、~しよう」という会話は日常生活で頻繁に起こります。

なんでそう思ったの? と尋ねると、
う~ん、なんだか素っ気ないんだよねといった話が続くとして、
これを空・雨・傘に置き換えてみますと、以下のようになります。

空(事実):(なんだか素っ気ないんだよね)
雨(解釈):ひょっとしたらあの人は自分のことを嫌っているかもしれない
傘(判断):だからちょっと距離を置こう

文字にすると、事実→解釈の工程がちょっと曖昧に感じられませんでしょうか。

さらに尋ねていくと、

ひょっとしたらあの人は私のことを嫌っているかもしれない、だって
・事実こういうことがあって
・事実こういうこともあった
だから、私はあの人と距離を置くんだ。

という思考の流れになってしまうケースがよく起こります。

これ、何がまずいかと言いますと、順番が逆なんです。
結論ありきで根拠立てる事実を探すという流れになってしまっています。

これを思考の偏りというのですが、結論ありきで物事を考え始めてしまうと、事実の部分に主観が混じったり、都合の良い情報だけを集めてしまいます

ビジネスシーンの提案においても、

私はこういうことをしたいと考えています、なぜそうしたいかというと、
・事実こういう数値があって
・事実こういうお客さんからの反応もあって・・・

という話の組み立てをしたとして、根拠にあたる事実の列挙が偏っているケースってありませんでしょうか。

聞き手は「なんだか都合のよい事実だけ並べてない?」って思ってしまいますよね。

逆なんです。
事実→解釈にしないといけないんです。

不都合な事実も客観視する

空・雨・傘のフレームワークは、ビジネス以外にも日常生活でもかなり応用できます。

事実を誤ると解釈を誤ります
解釈を誤ると判断を誤ります

ゆえに、事実→解釈→判断という流れになっているかを確認する

なぜ、わざわざこんなことを意識しながら考えるかというと、問題解決するための思考が必要な時って、基本的に事実は都合の悪い状態なんですよね。

自分事の時に、つらい問題からは目を背けたいものです。
でも、解決するためには、まずは目を背けずに事実を認識しなければなりません。

そんな時、フレームワークを使うと、自身の気持ちを客観視できます。
自身の思考の客観性を担保することで、物事を正しく理解できるようになります。

人は他人のことは好き勝手言えるし、本人以上に見えていたりします。
雑な表現に感じられてしまうかもしれませんが、他人事だと思って書き出してみるのが重要です。


以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

当ブログでは他のページでも課題から逆引きしたり、要所でのハウツーを今後も拡充していきたいと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

最後に、本文章が良いと思った方にオススメの本がこちら。
よかったらぜひ読んでみてください!